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和白干潟をラムサールへ          The Save Wajiro Tidal Flat Association

和白干潟を守る会は、1988年4月に地元在住の切り絵画家・山本廣子( くすだひろこ )の呼びかけにより発足した自然保護団体です。 このブログは和白干潟を守る会の活動内容を発信するものです。

和白干潟を守る会のご案内

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ご挨拶

 2012年4月より「和白干潟を守る会」の「活動報告」を主体にしたブログを開設しました。和白干潟を守る会のHP同様、よろしくお願いします。和白干潟の様子を見て和白干潟のすばらしさを感じていただければ、嬉しく思います。ごいっしょに保全活動をしませんか? 保全活動やHP・ブログの管理なども会員のボランティアで支えられています。 ボランティア活動の楽しさや喜びも感じていただけたら嬉しく思います。                   2013年4月  和白干潟を守る会 代表 山本廣子  

第20期「和白干潟の自然観察ガイド講習会」 「牧の鼻にはどんな植物があるのだろう」報告/ハマボウが増えているのも見て、充実した時が持てました 

第20期「和白干潟の自然観察ガイド講習会」「牧の鼻にはどんな植物があるのだろう」報告

日 時:2017年6月4日(日)13:00~17:00 長潮 満潮18:53 干潮12:41
講 師:野村 郁子 氏 福岡植物友の会 副会長                
天候:晴れ
参加者:17名 守る会15名、一般 2名      
 
 きりえ館に集合し、山本代表が「観察会ガイドのスキルアップを図るための講習会です。講習会で牧の鼻は今までほとんど行っていません。今日は野村先生が植物を紹介してくださるので、ワクワクしています」と挨拶して講習会が始まり、スケジュールの確認、講師紹介がありました。
講師の先生から、牧の鼻の状況について「上の方は以前森のようでしたが、ブルドーザが入り、自然が破壊されています。下から見るとクスノキ、タブノキなどを代表とする照葉樹が残っています。
タブノキ_R

照葉樹はクチクラ層がお日様をはねのけ、葉が火傷をするのを防いでいます。
牧ノ鼻の照葉樹林_R

志賀島の照葉樹はマテバシイで、飛行機から見ると葉っぱが光っています。鴻ノ巣山はマテバシイの森です。照葉樹は北は関西ぐらいまで分布し、宮崎の綾町の照葉樹林に行くとその下は涼しいです。もっと南の方に行くとすごい照葉樹林があります。牧の鼻は照葉樹林の下が海なので面白いです」と聞いた後、フィールド学習に出発しました。
 13時半頃、海の広場で望遠鏡を見ると、ミヤコドリ4羽が私たちを迎えてくれました。アシ原入口付近では、イネ科のハマニンニクが以前に比べ増えています。ハマニンニクは北方の植物で、このあたりが南限だそうです。アイヌの人はハマニンニクの葉でカゴを作ると教えていただきました。「センダンが塩水近くで生育しているのは不思議ですね」と先生がおっしゃっていました。ハマウドの花がダイナミックに咲き、クマノミズキが白い花をつけていました。
 さらに進み、唐の原川のみおすじを渡り、心地よい風に「気持ちいいね」と言いながら、唐原川左岸奥のアシが刈られている場所に着きました。刈られたアシの根元にシバナがあり、周りにロープが張られ、「ここでしか見られないシバナの生育場所です」という港湾空港局の掲示がありました。シバナは「塩場菜」と書き、食べられるそうです。
刈られたシバナ2_R
刈られたシバナ_R

ヨモギに似たフクドも群生していました。
フクド_R

そばには大きなカニの巣穴があり、「何カニだろう?」とみんなで言いながらそばを歩きました。さらに進むと、アカメガシワがありました。アカメガシワは林を切った後、一番に生えてくるので、「パイオニアの木」と言われているそうです。雄木の花が先に咲き、雌木の花は少し時期がずれて咲くそうです。雄花の方が華やかで、雌花は目立たないそうです。春先に赤い芽を出し、日光で火傷をしないように赤い芽になっていて、赤い新葉の表面を薄く削ると緑色になりました。
アカメガシワ雄花_R
アカメガシワ雌花_R

ノイバラはバラの原種で、バラはこの木の接ぎ木で増やすそうです。ネズミモチは実や葉が胃の薬になり、苦いそうです。
ネズミモチ_R

モクセイ科で葉が向かい合ってついているそうです。トウ(唐)ネズミモチは花や葉が大きく、透かすと葉脈がはっきりとしているそうです。トベラは「とびらの木」がなまって「トベラ」になったということでした。節分の時に、オニが逃げるように扉につけるそうです。トベラはトベラ科で緑色のきれいな実をつけ、ベタベタしているそうです。それに対しトベラとよく似たシャリンバイ(車輪梅)はバラ科で黒い実をつけるそうです。ウキヤガラ(浮矢柄・浮矢幹)の群生が見られ、希少植物でカヤツリグサ科だそうです。
 イヌビワはイチジクの仲間で真っ黒い実は食べられ。雄木の実はおいしくないけれど、雌木の実はおいしいそうです。ツルナも食べられるそうです。茹でたらドロドロになるということでした。アケビ科のムベは葉が5枚になると花が咲き、7枚になると実がなるそうです。イネ科で小穂のノギの有無で見分ける「ネズミムギ」と「ホソムギ」の違いを教えていただきました。クズの別名でウラミグサの名前の由来は「葉の裏を見せるから」ということで、暑いと葉が立っていて、夕方になると葉が広がるそうです。照葉樹のダブノキは前年の茎は赤く、神社仏閣に大木があるそうです。神様に「手向ける木」というのが名前の由来とのことでした。ヤブニッケイの葉のつき方は、並んで平面的なのに対して、シロダモは放射状に葉がつくそうです。シロダモの「ダモ」とは「集まる」という意味で、葉の裏を見ると大きな3本の筋が見えると教えていだきました。クスノキの葉にはダニが棲んでいるダニ室があり、触るとぷくっとしていました。
 14時40分頃やっとハマボウのところにたどり着きました。親木から広がったハマボウは5.6年前に植えた幼木など、中に入っていけないぐらいの群落になっていました。去年の種がまだついているものもあり、花が1つ咲いた後がありました。7月になって、遠くから見ると黄色いランプのような花がたくさん咲くのが楽しみです。
ハマボウ群落地_R

エビヅルは真っ黒い実がなり、食べられ、葉の裏に毛があるのに対し、ノブドウの実は食べられず、葉の裏の毛がないというのを手に取って確認しました。サオトメカズラは海岸近くに自生し葉が厚ぼったく、花も大きいとのことでした。カラスザンショウはトゲあり、野鳥が実を食べるミカンの仲間だそうです。
15時10分頃、牧の鼻の折り返し地点で写真撮影をし、ハマボウのところに戻って再度集合写真をとりました。
ハマボウの前で_R
牧ノ鼻で_R

望遠鏡をのぞき、立花山の樹木は何だろうかと見てみました。引き返して行くと、唐の原川のみおすじは潮が満ちて来ていて深くなっていたので、道路の方に上がってきりえ館に戻りました。
 16時過ぎから、きりえ館で野村先生に「今日は緑がいろいろあり、時期的には一番よかったです。ダブノキ、シロダモ、クスノキの大木がありました。ウキヤガラもありました。
シロダモ_R
ウキヤガラ_R

ノブドウやエビヅルも出てきました。いつもの和白干潟とは違ったものが見られました。
エビズル_R

ハマボウがたくさん繁茂して、だんだん大きくなっています。西表島にはオオハマボウがあります。7月には花を見たいですね」とまとめをしていただきました。
 まとめの後、お茶を飲みながら自己紹介をして交流をし、今村さんが「今日は潮風が爽やかで、緑がきれいでした。照葉樹が光っているのがよくわかりました。ハマボウが増えているのも見て、充実した時が持てました。これを機会に、新しい方も守る会においでください」と閉会の挨拶をして終わりました。最後に、山本さんのお宅の庭のちぎりたてのビワを頂いてから散会しました。(K・A)
きりえ館にて_R

観察されたもの
野 鳥:ミヤコドリ
生き物:ウミニナ・ホソウミニナ・マガキ・コメツキガニ・アシハラガニ
海そう:アオサ・オゴノリ
植 物:ハマハナセンブリ・ハマサジ・ハマウド・クマノミズキ・シバナ・フクド・ハマニンニク・アカメガシワ・アレチギシギシ・ノイバラ・ネズミモチ・トベラ・ウキヤガラ・イヌビワ・ツルナ・ヤブニッケイ・イソホウキギ・ホコガタアカザ・カナムグラ・ネズミムギ・ホソムギ・クズ・ヒメユズリハ・ホソバハマアカザ・ダブノキ・シロダモ・イヌビワ・ハマボウ・クスノキ・アキグミ・エノキ・エビヅル・ノブドウ・サオトメカズラ・カラスザンショウ・ナンキンハゼ・ツルウメモドキ・アシ・センダン・ハゼ・ギシギシ・シャリンバイ・ハママツナ・ヤマフジ・ムベ
アレチギシギシ_R
ヒメユズリハ_R
エノキ_R

拾ったゴミ  小1袋

以上
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